本学附属図書館所蔵の「伊能図」3種10点?地図箱2点が、「伊能忠敬測量図(いのうただたかそくりょうず)」の名称で国の重要文化財に指定されることになりました。文化審議会が、亚洲博彩十大网站排名_澳门足球博彩公司推荐【唯一授权十大网站】7年3月21日(金)に開催された同文化審議会文化財分科会の審議?議決を経て、文部科学大臣に答申しました。
徳島大学として、初めての重要文化財指定となります。
「伊能図」は、江戸時代、伊能忠敬が日本全国を測量し作成した日本地図の総称です。当初は忠敬による個人事業として始められましたが、その後幕府事業として進められ、忠敬の没後、文政4年(1821年)に「大日本沿海輿地(よち)全図」として完成しました。
徳島大学附属図書館所蔵の「伊能図」は、文化元年(1804年)8月に幕府に上呈された「日本東半部沿海地図」と同系統の中図「沿海地図」3点(縮尺1/216,000)、文化4~8年の第5~7次測量の成果に基づく中図「大日本沿海図稿」4点、第7次測量の成果による大図「豊前国沿海地図」3点(縮尺1/36,000)の合計10点からなり、わが国初の実測日本地図となる「大日本沿海輿地全図」の成立過程を知る上で貴重な資料と言えます。
本学では、この度の重要文化財指定を受け、今後とも関係者の方々と協力しながら、貴重な文化財を後生に残すべく取り組んでまいります。
資料保存のため、閲覧については徳島大学附属図書館ホームページのデジタル化公開資料をご利用ください。
○徳島大学附属図書館貴重資料高精細デジタルアーカイブ
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/~archive/
「伊能図」 沿海地図(全6-1~3)
大日本沿海図稿(全11~14)
豊前国沿海地図(諸45-1~3)
○伊能図学習システム
https://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/library/ja/rare/inohzu
「沿海地図」「大日本沿海図稿」合成図
【プレスリリース】附属図書館所蔵「伊能忠敬測量図」が国の重要文化財に指定へ (PDF 1.19MB)