3月21日、大塚講堂にて、古川宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会in Tokushima~宇宙での医学研究って、こんなに面白い!!~ を開催しました。
本学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部は、平成18年から宇宙航空研究開発機構(JAXA)と宇宙医学についての共同研究を行っています。この度、古川宇宙飛行士をお迎えし、ISS長期滞在ミッション及び「きぼう」日本実験棟で実施された医学実験などについて講演いただくこととなりました。
初めに、古川宇宙飛行士から宇宙での生活や実験等についての説明がありました。無重力状態で散髪をするときに、切った髪が飛び散らないように掃除機で吸い取りながら行う様子や、実験を行うときに物が浮遊してしまって苦労したエピソード等、約800名の参加者は興味深そうに耳を傾けていました。 質疑応答では、「宇宙では風邪は引きますか?」「宇宙食はおいしいですか?」等々、特に小学生からの質問が相次ぎ、会場の雰囲気も和みました。
次に、本学がJAXAと共同で行っている医学研究について、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部松本教授、二川教授、高橋教授から、宇宙飛行中に起こる急速な骨量の低下や筋萎縮を解消する方法を確立することにより、高齢者医療に応用できる可能性があること、宇宙でのLEDの活用等について、報告がありました。
最後に、玉置医学部長から古川宇宙飛行士に徳島大学医学部特別功労賞が授与され、古川宇宙飛行士からはプレゼンボードが贈られました。
本学とJAXAとの共同研究が成功し