大学院社会産業理工学研究部総合技術センターは、科学啓蒙?普及活動の一環として、「やっToku、なっToku、Dai実験」を毎年開催しており、7月29日、徳島県名東郡佐那河内村農業総合振興センターにて「ペーパークロマトグラフィーで花を咲かせよう!」と題した出前授業を開催し、小学生34名が参加しました。
まずペーパークロマトグラフィーについて学習した後、短冊型ろ紙と水道水を用いて黒色水性ペンの色素を分離しました。毛細管現象でろ紙に水が吸い上げられると同時に、様々な色の色素が展開されました。ペンの種類により展開する距離や順番、色に違いがあることに驚いている様子でした。続いて、ひだ折りにした丸型ろ紙にカラー水性ペンで点や線を描き、中央を水に浸して花に見立てたてた作品を作りました。子どもたち自ら作製した色とりどりの作品をラミネート加工し、記念に持ち帰れるようにして、出来上がった作品を手にした子供たちは、笑顔を浮かべて満足そうな様子でした。
原理説明 色素分離実験
花模様に色素を展開 乾燥させて完成