半年前、留学希望のベトナムのTさんとweb面談を行った。英語は得意でないので、予め質問や聞いておく必要があることをメモしておいた。このような場面に出くわすと改めて英語の勉強をしておけばよかったとつくづく思う。これまで2名ほど留学生を受け入れてきたが、二人はそれぞれネイティブレベルの日本語が話せる学生とカタコトの日本語を話すことが出来る学生でであったので、コミニュケーションツールとして英語は使用していなかった。留学生が来日してきてはたしてうまくコミュニケーションがとれるだろうか。お金の問題もあるが、積極的に留学生を受け入れなかった根底には英語力があったのは事実だ。
ある著書からの引用。“判断と決断。全く持論であるがこう理解している。判断とは、過去の事象について検証すること。決断とは、未来の事象について方向性を打ち出すこと。判断と決断の違いは、その基準にある。判断の基準は、正しいか正しくないか。決断の基準は、強いか弱いか。または、早いか遅いか。人生を左右するのはたいてい決断でありながら、多くの人が決断すべきところを判断しようとして失敗している”(中竹竜二 挫折と挑戦 PHP研究所)。
留学生の受け入れについて、うちのラボ(特に私)の英語力を考えれば受け入れないと判断する方が混乱は少ないのかもしれない。ただ留学生を受け入れ、英語を話したり他の国の文化に触れることがスタッフや大学院生?学部学生にとって有益であることも確かである。決断の基準は、”強いか弱いか”。今回の件は、T先生の押しつけのプレシャーも多大にあるので受け入れの方向で考えてみたい。
と昨年思っていたが、現在Tさんは来日して先週よりラボに来ている。来日してすぐにすることのリストが国際課から配布されている。1)転入届、2)国民健康保険への加入、3)郵便局での口座開設。公用車を借りてYさんと市役所と郵便局に行って手続きをする。口座開設のために中央郵便局に行くと、あらかじめ予約をしていないと受け付けないとの返答だった。国際課からの連絡では、そのような記載は一切なかったが、郵便局の方は、徳島大学にはその旨を伝えてあると説明してくれた。
Tさんとのコミニュケーション対策のためにgoogle翻訳を入れたタブレットを教室で準備したが、今のところ活用されていない。意外となんとかなるかも。
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