平成22年度見学会は、10月2日(土)高知市のゴミ焼却工場「高知市清掃工場」とその余熱を利用した温浴施設「ヨネッツこうち」の施設見学、また6ヘクタールの面積に3千種の植物が植えられた県立「牧野植物園」およびNHKの龍馬伝で賑わう「坂本龍馬記念館」、「土佐?龍馬であい博」を訪ねました。参加者は71名で、今回は特に奥様やお子様などご家族同伴も10組あり、和やかな見学会となりました。また昼食時には、初めて高知支部から4名の合流参加をいただき、両支部の交流を深めることができました。
例年の見学会よりやや早い7時、最終申込みより1人少なくなりましたが、71名(途中乗車の2名を含む)が大型バス2台に分乗し、元気に出発。車中、喜多支部長のご挨拶と当日のご案内、お願い事項のほか、見学先の「高知市清掃工場」?「ヨネッツこうち」のPRビデオを見て事前学習をしました。
高知市にはほぼ予定どおり到着、まず坂本龍馬像の桂浜、坂本龍馬記念館を訪ねました。土曜日の高速道1000円の影響か、観光客も多く、龍馬像の前での記念撮影が難しかったようです。「坂本龍馬記念館」は、龍馬直筆の手紙や多くの歴史的な文献などが展示され、当時の社会の動きや龍馬を取り巻く人々の様子がよくわかりました。
次は、「高知市清掃工場」と「ヨネッツこうち」へ。当日は土曜日ということで清掃工場の内部見学はできませんでしたが、「ヨネッツこうち」では、管理会社社員のご案内とご説明で、熱交換機室や広くて明るい温水プールなどを見学することができました。
昼食は市中心部、帯屋町「土佐藩」で。高知支部から参加された、4名(田中支部長、森田理事、村田監事、安岡事務局長)のみなさんを囲んで、楽しい歓談のひとときを過ごしました。
高知駅すぐ近くの「土佐?龍馬であい博」は、NHK龍馬伝の人気に応えるため、NHKのドラマで使われたセットや衣装、映像や展示物による物語の解説、また特産品の販売もあり、多くの方がおみやげを買われたようです。高知駅は近年高架化され、周辺道路と市街はすばらしく整備されており、であい博もこの整備された一角で開催されています。
つぎに訪れた「牧野植物園」は、牧野富太郎博士の功績に関する資料も多く、その広さと植物の種類、またゆったりとした施設や植物の管理の充実ぶりも素晴らしいものでした。約1時間半の見学時間では、とても回り切れないという方も多かったようです。すぐ隣の「竹林寺」にお参りされた方もありました。
高知出発は5時、徳島駅前はほぼ予定通りの7時過ぎ、全員無事に帰着しました。
前日から心配された天気も、曇りのまま何とか持ちこたえてくれ、暑くなく寒くなく快適な充実したH22年度見学会となりました。
見学施設の概要
高知市清掃工業
面積 | 112,451平方メートル |
---|---|
建物 | 鉄骨鉄筋コンクリート 地上5階 地下2階 10,994平方メートル |
能力 | ごみ焼却炉 600トン/24時間(200トン/24時間×3基) 全連続燃焼方式 ストーカ式 灰溶融炉 80トン/24時間(40トン/24時間×2系列) 三菱黒鉛電極式プラズマアーク炉 可燃性粗大ゴミ破砕機 40トン/5時間 最大発電力 9,000キロワット/H 高知市内のほぼ全域から発生するゴミ年間約108,000トンを処理。 発生する高温蒸気と電力は、隣接のヨネッツこうちへ供給。 |
ヨネッツこうち
高知市清掃工場から供給される熱と電力により温水プールを運営。 屋内プール(エクササイズプール、子供プール)の他ウォータースライダー、温浴施設、トレーニング施設、余熱利用展示コーナーや環境学習室がある。
年間約137,000人の利用者があり、今年オープン8年目で100万人を記録。
周辺に広い公園と駐車場を備えている。
高知県立牧野植物園
位置 | 高知市五台山 |
特徴 | 高知が生んだ「日本の植物学の父」牧野富太郎博士を顕彰して昭和33年に作られた植物園。 |
山の起伏を生かした約6ヘクタールの園地に3,000種の植物が四季を彩る。 平成11年には園地面積を拡張し、牧野富太郎記念館を新設。 平成20年には南園に50周年記念庭園、平成22年には新しい温室がオープンした。 |