臨床心理学専攻の教育課程は以下の科目群によって構成されています。カリキュラムマップ
研究科共通科目
- データサイエンス
- 国際協力論
- グローバル社会文化論
- グローバルコミュケーションA~C
- 科学技術論A~E
- ビジネスモデル特論
- デザイン思考演習
研究科共通科目として,「研究科基盤教育科目(データサイエンス)」「グローバル教育科目群」「イノベーション教育科目群」を置き,データサイエンスの基礎知識,国際社会に対応できるグローバルな視点,科学?技術イノベーションにかかる最新の研究トピックに関する知識,また多様な学問分野のアプローチに触れることを通して,物事を多面的に捉える視点を身につけさせる。研究科共通科目の履修を通じて,現代の複雑な地域課題の解決に必要不可欠な総合的?俯瞰的視点が涵養され,グローバルな視点を含む柔軟で広い視座から地域課題を捉えることのできる地域創成人材の基盤が形成される。
「データサイエンス」(2単位必修)では,講義及び演習(PBL形式)の形で,データサイエンスに関わる理論と技術を教授する。「グローバル教育科目群」(1単位以上選択必修)では,「国際協力論」「グローバル社会文化論」「グローバルコミュケーションA~C」を開講し,国際課題の理解を踏まえたグローバルな視点の養成,英語力の涵養を図る。「イノベーション教育科目群」(1単位以上選択必修)では,「科学技術論A~E」「ビジネスモデル特論」「デザイン思考演習」を開講し,科学?技術イノベーションにかかる最新の研究トピックと,各学問分野のアプローチの特色を理解させる。
専攻専門科目
本専攻では,心の健康の回復と保持増進に貢献できる人材を養成する。
そのために,本学では,臨床心理士に加えて,公認心理師の受験資格に必要な科目を配置している。?
必修:「臨床心理学特論A」「臨床心理面接特論A」「臨床心理査定演習A」実習「臨床心理実習A」など 選択必修:「行動科学」「認知心理学特論」「社会心理学特論」「精神医学特論」「心理療法特論」など
臨床心理士の受験資格を得るためには,必修科目10科目,選択必修科目5科目以上の履修が必要であり,合計26単位以上の履修が必要である。必修10科目の半数以上は臨床心理士科目の読替科目であるが,公認心理師の科目を履修するためには,読替科目以外を履修する必要がある。また,公認心理師における実習科目である「心理実践実習」は,450時間を必要とするが,その時間および単位の配分は各大学によって異なり,本学においては「心理実践実習Ⅰ~Ⅵ」として6科目10単位として提供している。上記の科目の履修により,心の健康の回復,保持増進に寄与する人材を養成することができる。
教育クラスター科目
履修を推奨する教育クラスター
- 防災?危機管理
- メディカルサイエンス
- ロボティクス?人間支援
「教育クラスター科目」は,産業界?社会のニーズ(重要課題)に対応した研究に基づく分野横断型の教育プログラムである。同科目の履修を通じて,文系?理系,専門分野の区分を超えた総合的?俯瞰的な視点と,実践的な課題対応型の知識?技能を身につけさせる。
創成科学研究科全体で13の「教育クラスター」を設定しているが,本専攻ではそのうち養成する人材像と関連が深い教育クラスター3つをあらかじめ選定,学生は研究テーマや修了後の進路等を踏まえ指導教員と十分相談した上で,その中から1つのクラスターを選び,具体的な受講科目を決定する。この3つのクラスターの中から選択することが基本となるが,学生の研究テーマ等に応じて選択できる教育クラスターについては柔軟に対応する。なお,学生は,選択したクラスターのすべての開講科目を履修することが可能である。
学位論文指導科目
- 臨床心理分野横断セミナー
- 臨床心理学特別演習
「臨床心理分野横断セミナー」では,修士論文作成の基盤となる多面的な知識や分析視点,他者に自分の研究内容を的確に伝達するスキルを身につけさせ,「臨床心理学特別演習」で,指導教員による修士論文の作成指導を行う。
1年前期
指導教員と相談の上研究テーマを設定,先行研究の整理を踏まえ研究の位置づけを行い,具体的な研究計画を立案,研究に着手する。研究?分析手法の修得も合わせて進める。?
1年後期
関連文献を精読しつつ研究を進め,中間報告?討議を重ね,指導教員の助言のもと研究内容を深める。後期末に開かれる公聴会形式の修士論文中間発表会で中間報告を行い,多面的な視点から自分の研究を見直す機会とする。
2年前期
中間報告でのコメントも踏まえ,適宜研究計画の見直しを行い,指導教員の助言を受けながら研究を進める。
2年後期
修士論文の執筆を進め,指導教員による助言(草稿の添削を含む)を受けながら,独創的で形式?内容ともに整った学位論文を作成する。