徳島大学?高知大学?香川大学との共同開催
(SPOD開放プログラム)「大学教育について考えるランチセミナー」<授業における生成AIの利活用>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

■開催日時
 第1回
 2026年4月9日(木)12:05~12:50
 第2回 2026年4月16日(木)12:05~12:50

■参加者
 第1回 4月9日
  91名(Zoomによるオンライン)
 第2回 4月16日
  97名(Zoomによるオンライン)

■司会?登壇者
第1回  4月9日
司     会 : 飯尾 健(徳島大学高等教育研究センター) 
登壇者 : 田巻 公貴(徳島大学高等教育研究センター) 
      高畑 貴志(高知大学学び創造センター)
      杉田 郁代(高知大学学び創造センター) 
      寺田 悠希(高知大学学び創造センター)                                                                                                           第2回  4月16日
司     会 : 飯尾 健(徳島大学高等教育研究センター)
登壇者 : 田巻 公貴(徳島大学高等教育研究センター)
  
■内容
 第1回
  第1回では「教員の視点から授業で生成AIをどのように活用できるか」として、教員が授業において生成AIをどのように活用することが考えられるか、あるいはその際に注意すべきことは何かについて議論が行われた。
 まず、田巻 公貴先生より、生成AIを使う上で重要な知識や注意点が挙げられたのち、どのように活用できるかについて提案がなされた。具体的な活用例としては、教材やテストのアイデア出しや思考の整理といった方法が提案された。
 その後、高知大学の高畑先生、杉田先生、寺田先生よりそれぞれの授業においてどのように生成AIを利用しているか、実践例の簡単な紹介が行われた。高畑先生からはテストのフィードバック用の文章の作成、杉田先生からはNotebook LMを活用した授業資料の要約画像の作成、寺田先生からは授業案の作成といった、様々な生成AIの活用方法が示された。
 その後、司会?登壇者全員が参加し、セミナーの中で寄せられた質問に対する回答やディスカッションが行われた。

 第2回
 第2回では「学生の視点からどのように授業で生成AIを活用すればよいか」というテーマで、学生が授業において生成AIを使う際にどのような点に注意すればよいか、あるいはどのような活用方法であれば学生の学習を促すことができるかについて議論を行った。
 最初に、田巻先生より説明が行われ、学生が生成AIをどのように学習に役立てることができるか、逆に現在学生が生成AIで出力した結果そのものをテストやレポートとして提出している事例についても、どのような対応策が考えられるか提案がなされた。具体的な対応策としては、生成AIの利用方法について教える、利用可能な範囲を明示する、生成AIに回答を丸投げすることが難しいような評価?授業設計を行うといったことが示された。
 次に、事前に参加者から収集した「学生が生成AIを活用した事例」について、司会?登壇者によるディスカッションが行われた。参加者から収集した事例においても、学生が生成AIの出力結果をそのままレポートに使用した事例が寄せられる等、参加者の間でもこれらの問題に対して苦慮していることがうかがえた。
 最後にはセミナー内で寄せられた質問について、司会ならびに登壇者から回答が行われた。

■成果と課題
 参加者へのアンケートの結果、「5. 本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問において、第1回、第2回ともにすべての回答者から肯定的な回答(「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計)を得ることができた。また、他の設問においても、両方の回でほぼ肯定的な回答が得られた。

表 アンケート設問「5. 本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」回答結果

 

第1回(4月9日)

第2回(4月16日)

とても当てはまる

25(86.2%)

20(71.4%)

どちらかといえば当てはまる

4(13.8%)

8(28.6%)

どちらかといえば当てはまらない

0(0%)

0(0%)

まったく当てはまらない

0(0%)

0(0%)

合計

29(100%)

28(100%)

※その他のアンケート項目の結果はグラフを参照。
 自由記述においては、よかった点?有益であった点として、第1回では生成AIを授業で活用するための情報や事例を知ることができたという意見が複数の回答者から寄せられた。また第2回では生成AIを学生が活用するにあたりどのようなポイントが重要かについて知ることができたといったコメントが目立った。加えて、とくに第2回で顕著であったコメントとして、生成AIの活用にあたって自分以外にも試行錯誤しながら取り組む教員がいることが分かり、勇気づけられたといったものが多く見られた。
 一方で今回のセミナーの改善点や希望として、第2回において実践事例を紹介する時間が短く、もう少し詳細な説明が欲しいといったものや、生成AIについて演習?実践する機会が欲しいというものがあった。
 昨年度に引き続き、生成AIに関するテーマでセミナーを実施したが、前回に引き続き多くの教員が参加し、生成AIの授業への利活用は多くの教員にとって引き続き重要なテーマであることが分かった。自由記述からも今後の継続的な開催を求めるものがあり、引き続き本セミナーでも取り扱っていく必要があると考える。一方で、教員間で生成AIに関する知識や導入状況にはばらつきがあるとみられ、今後は対象とする教員像を具体的に示したり、補助的なFD教材を用意するなど、多様な教員に対する対応が必要であろう。

第1回 (n=29)
画像1.pngグラフ1.png
 第2回 (n=28)
画像2.pngグラフ2.png 

■セミナーの模様(アーカイブ動画より抜粋)
画像3.pngグラフ3.png 
画像4.pngグラフ4.png 

ご不明な点などございましたら、下記アドレスもしくは、電話でお問合せください。
教育支援課教育企画係 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp 
           電 話:088-656-9980 内線(82)7123

徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/

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