四国歯学会 会長
徳島大学歯学部長
馬場 麻人
四国歯学会は、1983年に歯科医学?歯科医療の進歩、発展に寄与すべく徳島大学歯学部を中心として、四国地区の諸先生方のご協力を得て創設された学会です。
毎年、総会を行うとともに、年2回の例会(学術集会)を開催し、歯学部教員?学部学生?大学院生の研究発表はもとより、教授就任講演などの特別講演のほか、基礎、臨床の教育指導講演を行っています。また、例会とは別に徳島県歯科医師会と共催で、年に1度 歯科医療のトレンドをテーマに著名な講師を招聘して学術講演会も催しております。2020年の2月には、徳島県歯科医師会と共催で、徳島県歯科医学大会(四国歯学会第56回例会)を開催し、堀憲郎日本歯科医師会会長の特別講演を始め、多くの研究発表が行われました。特に多くの学生による研究発表が行われ、その中では2019年から学内で行われている市立徳島高校の生徒による基礎歯学研究の成果の発表も、歯学部学生とともに、優秀者表彰の対象となりました。
一方、学会機関誌は「四国歯学会雑誌」であり、年2回発行してまいりましたが、平成27年から雑誌名を「Journal of Oral Health and Biosciences」に変更、さらに平成29年より電子ジャーナルに移行し、査読から公開までが迅速化し、英語論文も掲載されるようになり、国外へも徳島大学歯学部の研究?教育の情報が発信されるようになりました。今後も本誌の発展がますます期待されます。
本学会は上記以外にも、徳島大学大学院口腔科学教育部(大学院)の学生に対する論文賞や学部学生の研究発表支援、学術交流協定校との国際交流の補助など、多くの支援事業も行っております。
最後になりますが、このような活動を行う四国歯学会に多くの方が入会し、歯科医学?歯科医療や福祉の発展に寄与いただけますことを、切に希望する次第です。
今後ともよろしく願いいたします。
四国歯学会 会長
徳島大学歯学部長
馬場 麻人